車の買取査定は査定にきたスタッフが独断と偏見で査定しているわけではありません。車の査定にはしっかりとした基準があり、そのルールに沿ってチェックをしています。
・車の査定ってどこをみてるの?
・プラス査定になるように事前にできる対策はある?
査定基準チェックシート
実際の車査定には下記のカーチェックシートというものを使って、査定が行われます。
JAAI(日本自動車査定協会)は、日本の自動車査定業界における団体であり、自動車の査定や鑑定に関する標準化と信頼性向上を目指しています。JAAIは、中古車の査定業務に従事する企業や個人のための認定制度を提供しており、その認定を取得した業者は「JAAI認定査定士」として活動することができます。
JAAIは、査定士の資格基準の設定や技術レベルの向上のための研修や試験の実施、業界の情報提供などを行っています。また、JAAIが設定した査定基準や方法に基づいて、中古車の査定を行うことで、消費者に対して信頼性のある査定結果を提供することを目指しています。
JAAIの活動は、中古車市場の健全な発展と消費者の利益保護を促進することを目的としています。また、JAAIは国際的な連携も行っており、他の国の自動車査定団体との情報交換や技術協力も行っています。
JAAIは、自動車査定業界における信頼性と品質の向上を図るための重要な組織であり、日本国内で広く認知されています。
査定時にチェックされるポイント
カーチェックシートを元に下記項目の査定が行われます。
- メーカー、車種、グレード、車の年式、走行距離
- 外観の状態
- 内装の状態
- 足回り・下回りの状態
- エンジン回りの状態
- 整備履歴と保管状態、車検の残期間
基本情報 | ・メーカー、車種 ・年式、グレード ・走行距離 |
外観の状態 | ・ボディ全体の汚れ、キズ、ヘコミ ・ボディカラー ・エアロパーツ ・ナンバープレート ・前後左右のガラス ・サンルーフ、ムーンルーフの動作確認 ・ボンネットや天井の状態 ・ヘッドライトやテールランプ ・ラジオ、テレビ等のアンテナ類 ・ドア、ウインドウの動作確認など |
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内装の状態 | ・ルーム全体の汚れ ・喫煙による影響 ・シートの状態 ・オーディオ類とスピーカー ・カーナビ ・ハンドルやメーター類 ・エアバッグ ・トランクスペースの状態 ・スペアのタイヤ ・付属の装備品 |
足回り・下回り | ・タイヤやホイールの状態 ・車高(サスやショックなど) ・タイヤハウスの状態 ・マフラーの状態 ・オイルの漏れ、にじみ ・各パーツのキズ、ヘコミ、錆など |
エンジン回り | ・バッテリーの状態 ・エンジンオイルの状態 ・修復歴の確認 ・エンジンの状態 ・改造パーツの有無 ・車台番号 |
その他 | ・車検証・整備記録簿の内容 ・取扱説明書などの書類 ・車検の残期間 ・キー(スペアキー)やキーレスなどの有無 ・純正部品の有無 |
これを自分でチェックするのはさすがに無理…
車を売る前に自分でできること
チェック項目がわかっても現状の車の状態は変えることはできません。傷ついた部分を修復すれば査定額は上るかなと考えてしまいますが、返って査定額に響くこともあったり、修理費用よりも上乗せ額が期待できないことの方が多くあります。
- 書類や付属品をきちんと揃えて準備する
- タイミングを考える
- 車(内装、外装)を少しでも綺麗にしておく
査定の段階で書類や部品が揃っていれば、売る気があると担当者にも伝わります。値段交渉などにも真摯に対応してくれる可能性も高くなります。また、1~3月と8~10月は、他の時期と比較して高値がつきやすい傾向にありますので、その時期を目指してみるのも手です。
そして、車を綺麗にしておくが一番重要です。外装は綺麗に洗車しておき、内装は「シート」や「フロアマット」などを綺麗にしておきましょう。掃除機やふき取りシートなどを使って、掃除することをおすすめします。最後に「臭い」です。自分では気付きにくいですが、車には独特の臭いがあります。ドアや窓を開けて換気、そして消臭剤を使って、できる限りの臭い対策をやっておきましょう。
車の掃除が直接的に査定額に影響するとは言い切れませんが、査定士に良い印象を持ってもらうことは重要です。軽い掃除や洗車はしておくことをおすすめします。
まとめ
車の査定にはカーチェックシートを使って外装、内装、足回りなどのチェックがされます。査定の前に少しでも金額アップになるように最低限の掃除は大事です。もしものときには私たちアイキョウへご相談ください。